AIが知識を獲得する状況を人間に置き換えて説明
目次
はじめに
- 知識とは
- 何かの疑問に答えを出すときに必要なもの
- 経験や書物から得る
- 知識があれば未来がどうなるか予想できる
- AIが知識を獲得するとは
- 解きたい問題に対してある程度の精度でAIが正解を答えられる状況になること
- 知識の獲得にはデータを使う
- AIに解かせたい問題
- 複雑な問題
- 参考
- AIで解く複雑な問題がどのようなものか説明した記事
- AIで扱う問題の【単純】と【複雑】の違い
- 以降でAIが獲得する知識を説明していきます
未来を予想する
- AIに限らず一般に未来は計算式で予想する
- 条件があって、条件に従ったルールがある
- y = ax + b、y = ax^2 + bx + c、のような計算式
- 例
- 火にかけた水の10分後の温度(水の量、火の強さ、始めの温度)
- 10時に東京でたら大阪に何時に着くか(徒歩、電車、飛行機、…)
- 10時の気温(季節、天候、朝の気温)
- AIで予想できるもの
- 条件があるが、ルールが簡単に分からないもの
- ルールは分からないかこれまでに蓄積した正解の分かるデータがある
- Q = ax^4+by^2-cz^3+…よりももっと複雑な計算式
- グラフに表すと直線や2次関数、3次関数、…よりも、もっともっとぐにゃぐにゃした線で表現する計算式
- こんな方程式では表せないような計算式みたいなものを作る
知識の仕組み
- 機能
- AIの計算式に当てはめると、ある時点における値をある程度正確に予想できている
- 何にでも使える公式みたいなものじゃなくその問題専用
- 実体
- 数字の詰まったいくつもの箱がつながったもの
- AIにだけ分かる計算式
- 人間が言葉で説明できない
- その中を数字が通ると予想したい値が計算されて出てくる
- 正しく計算できるまで
- 始めの頃はでたらめの計算しかできない
- AIには正解を教えると少しずつ正しい答えに近づいていく
- これがAIの学習
- いくつもの問題を解くうちに、AIにだけ分かる計算式が出来上がる
- 答えの分からない問題をAIに解かせると予想したい結果を答えられるようになる
人間に例えると
- 機能
- 理由は説明できないが経験からある程度正確に予想できる
- 誰にでも備わっている訳ではなくあることに長年取り組んだ場合に得られる能力
- 実体
- 脳
- ヤマ勘ではなくひらめきに近い
- その人の頭の中にだけある
- 他の人に言葉で説明できない
- その予想はある程度正しい
- 正しく予想できるようになるまで
- 長い年月を要する
- 失敗も繰り返しながら成長する
- 熟練度が増すごとに精度が上がる
- 例えば
- いい天気なのに漁師が今日は海がしけるぞと言っている。ホントに嵐になった
- 伝統の技、熟練の技能
人とAIの比較
知識の獲得方法
- 共通点
- 豊富な経験に基づいて知識が獲得できる
- 経験が増えるとともに正解に近づく
- 人
- 多くの経験から熟練度が増し、成長する
- AI
- データから多くの経験を学び、成長する
獲得した知識の説明
- 共通点
- 言葉で説明することはできない
- 人
- (他の)人に説明するのは難しい
- 同程度に熟練した人であれば伝えることは可能
- AI
- 人間が理解できない
- AIにしかわからない
- コピーできる、いつでも取り出して使える
知識獲得までの時間
- 人
- 長い年月を要する
- AI
- 人間よりもはるかに短い時間
知識のレベル
- 特定の分野においては人間と同等またはすでに人間を凌駕する知識をAIは獲得している
関連記事紹介
- AIの学習方法について説明した記事
- データを正解を与える
- 教師あり学習と言う
- データの利用方法や入手可能なデータの例

