「Windows11をインストールするための最小のシステム要件を満たしていません」のメッセージが出た
はじめに
Win11アップグレードプログラムを実行すると、システム要件
チェックでエラーのようなメッセージが出た。
Windows11をインストールするための最小のシステム要件を満たしていません
アップグレードには システム要件 と言うのがあって、それを満たして
ないと言いたいのだと思うけど、アップグレードできないの? と心配
になるメッセージだった。
メッセージはナビゲートしている
PCスペックがある程度(Windows10がサクサク動いていた)あって
問題が起きなかったとしても、アップグレードプログラムのインストール
には 2時間ぐらい かかる。
インストール実行前に動くチェックプログラムは、PCを調べて、
インストールが途中で止まりそうな理由を見つけ、該当箇所と対処方法を
ナビゲートしてくれる。
<ナビゲートしてくれること>
- システム要件チェックのチェック結果
- アップグレードのシステム要件を満たしているかどうか(エラーではない)
- チェックでは拾いきれない問題もある
- アップグレードに進む前にやっておいて欲しいこと
- アップグレードの成功を保証するものではない
- 無駄な時間を節約するための作業、と考えた方がよい
<アップグレードする側の気持ち>
- システム要件
- 例え、システム要件を満たしていなくても(型が古いPCなど)アップグレードできるかどうか、プログラム実行を試したい
- 事前作業
- 必要な事前作業だけ実行したい
出される提案は 3つ あって、それぞれをうまく読み解けば、必要な
事前作業だけ終わらせ、アップグレードできるのかどうか試行錯誤
に時間をかけられるようになると思う。
まず、この3つの提案の概要を次項で説明する。
<3つの提案>
① システム要件チェック
② インストールが失敗しないための事前準備
③ アプリ削除の検討
3つの提案(概要) 1ページ目
こちらとしては、アップグレードするために必要な情報に絞りたいが、
中には聞いたところでどうしようもないことも書いてある。
3つそれぞれの概要を理解しておけば、必要な情報かそうでないかの
取捨選択がやり易くなる。
ただ、思考を書いたので、回りくどいようであれば、詳細からでも・・。
① システム要件チェック
まず、システム要件を満たしているなら何も問題ない。
また、WindowsUpdateからアップグレードを勧める通知が届く。
通知が届かない人向けに手動アップグレードの手段は提供している
のだが、そういう人向けにMicrosoftが伝えておきたいことがある。
それは、
アップグレードができてもサポートされない。
ということ。
メッセージの下にあるリンクからサポートページに辿り着き、
読んでいくと、システム要件を満たさないPCはサポート対象外になる、
と書いてあった。
Windows10が「サポート切れ」になるので、アップグレードする。
でも、無事にWindows11にアップグレードできても「サポート対象外」
になる。
ん?
「サポート切れ」と「サポート対象外」って違うの?
それぞれ次のような意味になる。
<サポート切れ/サポート対象外の違い>
- サポート切れ
- サポートが切れているので、問題あっても何もしない
- WindowsUpdateが提供されない
- セキュリティが脆弱になる
- サポート対象外
- サポートしないと宣言している。問題あっても何もしない
- WindowsUpdateは提供される
- セキュリティは保たれる
「サポート対象外」と言われてうれしい訳ではないけど、セキュリティ
が保たれる(WindowsUpdateが提供される)点で、Windows10の
ままよりWindows11にした方が断然良い。
今、「システム要件チェック」で「サポート対象外」のメッセージが
見えているなら、手動でWindows11へのアップグレードを試している
ことになる。
<システム要件とは?>
- システム要件
- Windows11を動作させるPCとしてハードウェア(主にCPUやメモリ)の性能(スペック)が十分かどうか
- アップデートプログラムを展開、インストールする先のディスク容量は十分かどうか
- 必要なセキュリティ機能は有効化されているか
など
WindowsUpdateにより「システム要件チェック」は黙って実行されて
いて(順次バックグラウンド実行)、「システム要件」を満たしていれば
アップグレードを勧める通知が来る。
反対に「システム要件」を満たさなければ、待てど暮らせど通知は来ない
ので、手動でのアップグレードを実行しなければ、Windows11になる
ことはない。
悲しいかな、
アップグレード対象外のPCと判定されてしまっている状態
で、
何だか Microsoft に(手持ちのPCが)見放されてしまったような気にも
なってくる・・。
流れにまかせているとWindows10のまま、セキュリティリスクの
高いPCになってしまうので、流れに逆らおうとしている。
<システム要件チェックとは?>
- システム要件チェック
- WindowsUpdateが実行しているチェックと、手動でアップグレードしようとしている時のチェック内容は同じ
- 手動の場合、何がシステム要件を満たせていなかった、メッセージから読み解くことができる
- システム要件チェックの理解
- 満たせなくてもいい(仕方ない)
- サポート対象外を受け入れる(自己責任であることを理解)
- アップグレードが成功すれば、WindowsUpdateが提供される
ここまで読んでもらえれば、「システム要件チェック」の結果で
「サポートされない」と言われたとしても、しょうがないか・・
ぐらいに思えるようになったのでは。
② インストールが失敗しないための事前準備
1つ目の「システム要件チェック」は、Windows11にアップグレード
できないかもしれない状況や、仮にアップグレードできてもサポート
されないことについての内容だった。
2つ目の提案は、「システム要件」を満たしていても、準備不足により
アップグレードが止まってしまうような箇所を確認し、指摘してくれる。
<事前準備の例>
- WindowsUpdateを最新にする
- 容量・電源に問題がないか
問題個所が列挙され、それぞれ対処方法が書かれているので、メッセージ
をよく読んで対応を済ませて(準備)からアップグレードプログラムの
実行に進むことをお勧めする。
③ アプリ削除の検討
3つ目の提案は、「アプリ削除」について。
これからインストールを開始するが、
データを引き継ぎますか?アプリを削除しますか?
3択の選択方式で質問される。
主旨を書くと上記の質問になるが、正確には、
(どのようにインストールするか)インストール方式を選択する
ような文面で、こちらが主体的に動作を選ぶ、形になっている。
普通に考えると、データも引継ぎ、アプリも削除しないでアップ
グレードだけ行いたいが、選択を迷うからくりがある。
<ここに来るまで>
- システム要件チェック
- システム要件を満たしておらず、アップグレードが成功するかわからない
- 仮にアップグレードが成功しても、サポート対象外(自己責任)になる
- 事前準備
- アップグレードが中断しないためには、指示に従って対処が必要で、言われるまま対応した(そうすると進展した)
この3択の選択肢に到達した時点で結構ダメージを受けていて、
最悪のシナリオ(自分のPCがアップグレードできない)もチラついて
いたりする。
その状況だと、
「データも引き継がず」「アプリも削除」すれば、アップグレード成功に近づくのでは?
と言う考えが、頭をよぎる。
(この文章を書いている今)冷静に考えると、アップグレードに影響を
与えるアプリは、ウィルス対策ソフトぐらいなので、アップグレードに
「アプリ削除」は必須ではない。
でも、
このPCはこのバージョンのWindowsではまだサポートされていません
と言われると、
キレイな状態(=アプリ削除)すれば、アップグレード成功するのかな?
と言葉巧みに「アプリ削除」に誘導されてしまっている。
「アプリ削除」とは「インストールされているプログラムがひとつ
残らず削除されてしまう」ことなのに、である。
<選択肢と心理状態>
- 選択肢
- 「アプリ削除」は小さい文字で書かれていて気づきづらい
- 「データを引き継ぐ」とは何か?よく分からないものがある中で、何か選択しないと次に進めない
- 3択中2つが「アプリ削除」を含んでいて、勧められているように感じる
- 心理状態
- 何とかWindows11にしたい
- ここまではメッセージに沿うことでうまく進んできた
- この3択到達時点で、色々なパターンを考えていて、かなり疲れている
そして、「アプリ削除」を選んでしまいそうになる。
(冗談ではなく、本当に)
また、サポートされないとするメッセージの主旨がよく分かっていない
(=① システム要件チェック の主旨が理解できていない)状況だと
アプリを削除すればサポートされるのでは?そして、アップグレードも成功するのでは?
のように、
思考が楽観的な方向に進んでしまうことが多く、危険な状態と言える。
(無意識のうちに「アプリ削除」を選択)
「アプリ削除」に偏る気持ちを打ち消すには、次のように考えるとよい。
<アプリ削除では解決できない問題がある>
- ドライバの問題
- サポートされなくなった古いドライバを利用していると、新しいドライバに更新されないとアップグレードは成功しない
- ハードの問題
- サポートしなくなったレガシー機能を利用している場合(例えば古い仮想化機能)、その機能をOFFにしないとアップグレードは成功しない
<アプリ削除なしでも成功する>
- 成功事例
- システム要件を満たしているPCを考えると、「アプリ削除」なしでも成功している(「アプリ削除」が必須なら、誰もアップグレードしたがらない)
ここまで読んでもらえると、「アプリ削除」は必須ではない の視点
を持ち、選択肢にも注意してもらえるようになったのでは。
ただし、元々クリーンアップデート(何もかもきれいに)したい人
には、うれしい機能なのかもしれない。