Miniconda、JupyterNotebookインストール手順

 E資格試験ではコード実装問題も出題されるため、認定講座ではAI実装課題にも取り組みます。ここでの手順はパソコンやノートPCなどのWindowsローカル環境にAI開発環境を作ることを想定しています。ダウンロードしてインストールするだけ、簡単にPythonを実行できる環境が整います。MinicondaとJupyterNotebookの違いを念頭に説明します。環境が整ったら、IPythonの実行やNumpyなどの機械学習ライブラリ、そしてフレームワークの利用に進みましょう。

AI開発環境(ローカル)

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Python実行環境構築がAI開発のスタートです

はじめに

Minicondaについて

 Anacondaがプロジェクト名です。LinuxやWindows、MacOS問わずPythonプログラム開発環境が整えられるようになります(当たり前のようですが、とてもすばらしいことです)。単にPythonが使える環境ではなく、機械学習ライブラリやフレームワークを管理する機能が備わっています。ただ、Anacondaは後ほど説明するJupyterNotebookなどGUIツールも含まれているため、少しボリュームが大きいです。一般にPythonを実行するだけの機能があればAI開発はできるため、Anacondaの軽量版であるMinicondaがよく利用されます。

まずはPythonが実行できる環境を準備しましょう。

環境準備

ダウンロード

 MinicondaまたはAnacondaからダウンロードします(ダウンロードページが異なります)。特にGUIツールが必要ない場合は、Minicondaにしましょう。後に記載したJupyterNotebookを利用する場合、Anacondaをインストールします。JypyterNotebookを少し説明するとノートブック形式でプログラムを記述でき、GoogleColaboratoryのベースになったアプリケーションです。

Minicondaインストールの場合
  • 「Miniconda download」で検索してダウンロードページを表示
  • 「Platform」に合わせてファイルを選択
    (Windows10,11の場合は、「Miniconda3 Windows 64-bit」)
  • ダウンロードする

Minicondaダウンロード画面
Anacondaインストールの場合
  • 「Anaconda download」で検索してダウンロードページを表示
  • 「Anaconda Individual Edition」を選択(Open Source Distribution)
  • ダウンロードする

Anacondaダウンロード画面

インストールと確認

 ダウンロードが完了したら、ファイルをダブルクリックで実行し、インストールを開始します。画面の指示に従えばインストールは簡単です。インストール先を変更するなど必要なければ、デフォルト設定で問題ありません。

インストール確認
  • すべてのアプリで確認できる
  • 次のいずれかを実行します
    1. Anaconda Prompt・・対話式コマンド実行(IPython)
    2. Jupyter Notebook・・セル実行(実行操作はGUI)
Anaconda PromptとJupyter Notebookの起動方法

「Miniconda」の場合「Jupyter Notebook」は利用できません。「対話式コマンド実行(IPython)」と「セル実行」は次項で説明します。


次のステップ

IPython(またはJupyterNotebook)の実行

 インストールが完了したら、次のステップに進みます。上記で「対話式コマンド実行」と「セル実行」を書きました。実行の単位が違うのですが、どちらもPythonコマンドを実行できます。対話式で実行する場合、「IPython」を利用します。「IPython」を使うとキーワードがハイライトされ、プログラムが読みやすくなります。

実行の違い
  • 対話式コマンド実行
    → コマンド全体を実行(1行でも複数行でも)
  • セル実行
    → セルごとに実行(セル全体も可能)
      セルには複数のコマンドが書ける

※「IPython」と「JupyterNotebook」のそれぞれの操作方法をこちらのリンクで紹介しています。

最初は「JupyterNotebook」を利用することはあまりないかも分かりません。マークダウン形式のテキストが記載できることや「GoogleColaboratory」と同じノートブック形式が実行できることは覚えておきましょう。

機械学習ライブラリを使う

 AI開発を行う場合、Pythonコードだけでは実装できません。Pythonに利用する機械学習ライブラリを追加し、様々な処理ができるように機能拡張します(Anacondaが簡単に機能拡張できる仕組みを提供)。はじめに知っておきたいのは、行列計算を行うNumpyや画像やグラフを描画するMatplotlibです。様々な機械学習ライブラリが楽器なら、Pythonはタクトを振って演奏を整える指揮者にあたります。初めての方は入門編から参照してください。

知っておきたいこと
  • AIの内部では高速に行列計算が行われAIの学習が進みます
  • 最初に画像認識するAIを学ぶことが多いです
    → 画像描画ライブラリの特徴の知っておきたいです

※機械学習ライブラリの入門編、初級編をまとめました

機械学習ライブラリにはフレームワークに内包されているものもあります。単体の機械学習ライブラリの使い方を覚えると、フレームワークの理解に役立ちます。

フレームワーク(Pytorch)を使う

 機械学習ライブラリを楽器に例えましたが、フレームワークはさながらオーケストラのようです。フレームワークは、AI学習に利用するデータ処理を効率的に行える仕組みがあります。また、フレームワークにはいくつかあり、それぞれの独自に進化してきました。E資格の出題範囲にも深層学習ライブラリとして登場します。ここではPytorchを紹介します。

Pythonプログラマーであっても、フレームワークのAI実装コードを理解することはできません。PytorchはAIを勉強するためのチュートリアルも豊富にあります。

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以上